俳優の中尾彬氏が広報親善大使に! 2007年、韓国で陶磁器の世界イベントを開催!

  • 2006年6月3日
世界的なビックイベント「2007 第4回京畿道世界陶磁ビエンナーレ」

 来年2007年4月28日から6月24日の期間、韓国で「2007 第4回京畿道世界陶磁ビエンナーレ」が開催される。これは、芸術性の高い陶磁と産業マーケティング、そして文化としての陶磁を総合的に取り上げるという世界で唯一の国際的な陶芸イベント。2001年から隔年で開催されているもので、過去3回の開催では国内外から約1500万人が押し寄せるというビックイベントだ。

 さて、そんな1大イベントは、韓国ソウルからバスで約1時間から1時間半ほど、利川(イチョン)、広州(カンジュ)、驪州(ヨジュ)という隣接した3つの町で開催される。3つの町が集まるエリアは京畿道(キョンキドウ)と呼ばれ、韓国最大の陶磁生産地。この一帯には1000を超える釜元があるという。

 それぞれの会場では、国内外の陶磁作家達や有名陶磁器メーカーが参加したテーマ性のある数多くの作品展などはもちろん、陶磁器作りを楽しみながら学べる工房などの体験型施設、ダンスや音楽などを陶磁とからめた多彩なショーも開催される。

 京畿道世界陶磁ビエンナーレは、単に陶磁を展示する行事ではなく、陶磁を通して老若男女みんなが参加して楽しめる文化の祭典なのだ。



テレビ等で活躍中の中尾彬氏、ビエンナーレの広報親善大使に就任!

 このイベントの主管である韓国唯一の陶磁関連の専門財団法人である世界陶磁エキスポ社は、韓国と日本が友好を深め、それぞれの持つ独自な陶磁文化を世界に広げるため、広報親善大使の任命を決定。広報大使にはテレビ等でもお馴染みの俳優・中尾彬氏が任命された。その名も、「韓国陶磁器及び2007第4階京畿道世界陶磁ビエンナーレ広報大使」だ。

 2006年6月1日に行われた任命式の発表会では、就任式以外にも中尾氏が4月下旬に現地視察をした様子のビデオ映像やトークショーも開催。また、このイベントに先駆けて6月2日から8日まで、新宿パークタワー1Fの「ギャラリースペース3」で開かれる「韓国陶磁器展」のテープカットも行われた。

 任命式で、世界陶磁エキスポ社の代表理事、任道彬(イム・ドビン)氏は、「このイベントをきっかけに、少しでも多くの日本の方々が陶磁に興味を持ってほしい。最近の日本での韓流ブームを発展させたい。陶磁はより幅広い日韓の文化交流の1役を担えるのではないか」と語った。

 この任命に関して中尾氏は「とても嬉しい。名誉だけでなく、大使である自分自身も陶磁を楽しみたい。陶磁はその土地の人、文化、風など全てが吹き込まれて作られるもの。これからも陶磁を通して色々なものに出会いたい」と意気込みをみせた。また最後に、「1つ1つの展示場は、1日いても飽きない場所だった。陶磁を目的にした旅行ツアーがあっても良いのでは」と付け加えた。