トラベラー、主力事業の収益減で18年3月期純損益15億1800万円の赤字

  • 2006年5月29日
 トラベラーの18年3月期(平成17年4月1日〜平成18年3月31日)の連結決算は売上高5.1%減の182億6000万円、営業損益6億7100万円の赤字(前期:4億1300万円)、経常損益3億1000万円の赤字(前期:4億5600万円)、当期純損益15億1800万円の赤字(前期:3億2100万円)となった。このうち、連結での売上高、営業利益のうち事業分野別では海外渡航関連事業は9.2%減の112億48万8000円、営業損益は3844万3000円の赤字(前期:11億1713万5000円)となったほか、国内土産販売事業は売上高8.1%減の21億3165万8000円、営業利益は65.9%減の3354万9000円。なお、その他事業は売上高8.2%増の52億269万2000円、営業利益67.2%増の2億3915万1000円。

 海外渡航関連事業では、団体旅行等の減少でビジネス形態の変更を進めているところだが、商品の差別化、販売チャネルの拡大、営業拠点の統廃合などに加え、中期経営計画で掲げる海外事業の改革とともに、国内土産事業でリスク分散を一段と進める。また、グループでは添乗員派遣業などを手がけているが、「旅行」を中心とした新たな分野での事業拡大、グループ内でのシナジーについては順調に進んでいるようだ。
 なお、19年3月期については売上高194億円、経常利益4億円、当期純利益3億円の見込み。