関空、4月の国際線旅客数は1%増、1日ベースでは7ヶ月ぶりに前年増

  • 2006年5月29日
 関西国際空港によると、4月の国際線旅客数は前年比1%増の89万4900人、国内線旅客数は3%増の41万8445人であった。発着回数は国際線旅客便が2%減の4722回、国内線旅客便が2%増の3187回となった。外国人出入国者数は10%増の30万9000人となり開港以来、過去最高を記録した。これは今年、イースターが4月中旬であったことがプラスに働いたため。

 また、1日ベースの国際線旅客数は1%増の29万8000人で7ヶ月ぶりに前年を上回り、国内線は3%増の13万9000人となり、便数の増加により13ヶ月連続で前年増を記録した。1日ベースの国際線乗入便数は前年比1%減の99.2便で6ヶ月連続のマイナスとなった。

 関空によると、ゴールデンウィーク期間(4月28日〜5月7日)の国際線総旅客数は7%増の31万人となり、9.11以降で最高値を記録した。関空では昨年の反日デモで低下した需要が回復したことを理由に挙げる。なお、出国旅客数の方面別では、1位が韓国が21.18%増の2万8600人、続いて中国が15.74%増の2万5000人、北米が9.56%減の1万4200人となった。詳細は下記を参照のこと。


▽関空GW出国旅客数(方面:今年度/前年比)
韓国:2万8600人/21.18%増
中国:2万5000人/15.74%減
香港:1万2600人/27.27%増
台湾:9800人/9.26%減
フィリピン・タイ:9200人/17.86%減
東南アジア:1万3800人/4.83%減
北アメリカ:1万4200人/9.56%減
ハワイ:9100人/2.48%減
グアム・サイパン:7400人/7.5%減
オセアニア:6800人/1.45%減
ヨーロッパ:1万4100人/15.07%減
その他:5400人/1.88%増
合計:15万6000人/0.13%減