ワタベ、グアムの旧ホテルフジタ跡地近くに複合婚礼施設をオープン

  • 2006年5月23日
(グアム発:山田紀子) ワタベウェディングは12月1日、同社としてはグアム初となる独立型の直営複合婚礼施設「ブルー・アステール(Blue Aster)」をオープンする。旧ホテルフジタ跡地付近に建設中の同施設は、タモン湾中心のビーチフロントという絶好のロケーション。さらに、大通りから一つ海側に入った道とビーチの間にあるため、静かな環境で式を挙げることができる。施設の完成は10月の予定。

 施設は2階建てで、1階部分は参列者の待合うロビー、2階部分にチャペルを設置する。ガラス張りの祭壇からビーチまでの距離はおよそ15メートルほど。目の前にせまったビーチと海を見渡せ、前方にはマリアナ海溝の深い青色の海が眺められる。また、ロビーとチャペルの両側には、20名を収容するバンケットを2室用意。式後はビーチに下りての写真撮影も可能だ。

 ワタベウエディングのミクロネシア総支配人・杉本幸一氏は「オーソドックスな挙式&パーティやハウスウエディングなど、いろいろな要素を演出できる」と、同施設の特徴を説明。食事もキッチンも併設し、施設内で調理した本格的なメニューを提供するという。ブライズ・ルームはなく、着付けは同社のサロンで行うが、リムジンで送迎するため、リムジンでの写真を撮影できるのも、同社のみのサービスだという。

 料金は挙式施設使用料や結婚証明書、ブーケなどを含んだオリジナルプランが、平日17万5000円から。5月20日に予約を開始した。初年度は挙式組数500件、売上げ2億3000万円、次年度は挙式組数1500件、売上げ約7億円を目指す。


▽新品ドレスのファーストレンタルが好評

 ワタベウエディングでは今年4月から、「ドレスファーストレンタル」を実施している。これは新品のウェディングドレスを現地で受け取ることができるサービスで、同社オリジナルの約120デザインの中から好きなものを選択し、6パターンの規定サイズで作るという、セミオーダー式のレンタルだ。挙式で着用したレンタルドレスは持ち帰ることが可能で、グアムでは「ほとんどの人が持ち帰る」(杉本氏)というほど好評だという。ただし、ドレスファーストレンタルを利用する場合は、挙式日の61日前までの申し込みが必要となる。