AZ、ミキツー、ハンガリーとセミナー開催、伊、クロアチア含む新ルート提案

  • 2006年5月19日
 アリタリア航空(AZ)、ハンガリー政府観光局、ミキ・ツーリストは18日、共同でセミナーを開催、イタリア、ハンガリー、クロアチアを巡る新たなルートを提案した。ハンガリー政府観光局局長のコーシャ・バーリン・レイ氏は、「ハンガリーへの日本人訪問者数が急速に増加し、需要が航空座席数の供給を上回る状況となった。また、昨年は夏期を中心に旅行会社からチャーター便運航の提案された」などと、供給が追いついていないことを示唆。この解決策の一つとして、これまでのハンガリー、チェコ、オーストリアの中欧3ヶ国周遊に加え、AZを利用したイタリア、ハンガリー、クロアチアを巡る新ルートを提案した。

 ミキ・ツーリストはこの3ヶ国周遊のモデル・コースを紹介。南西ハンガリーと北部クロアチアを中心に巡るツアーは、例えばミラノからクロアチアのザグレブ、ユネスコ世界文化遺産の初期キリスト教墓地遺跡と伝統工芸のジョルナイ磁器が有名なハンガリーのペーチュ、およびブダペストを訪れる8日間の旅程。ミラノ/ザグレブ間の移動のほか、ローマからベニス、ベローナやトリエステを巡る順路なども紹介した。

 AZは日本/ハンガリー間で毎日、ハブ空港のローマ、またはミラノを経由して同日接続で訪問が可能な利便性を強調。ミラノ/ブダペスト線はエアバスA319型機、ビジネスクラス3席、エコノミークラス90席の機材を利用しており、FIT、グループともに対応が可能だ。また、ローマ/ブダペスト線はマレブ・ハンガリー航空(MA)とコードシェアを実施。AZではMAが運航する機材でビジネスクラス4席、エコノミークラス40席の販売が可能で、FIT対象に販売を促進したい考え。