ハワイ、クアロア・ランチに無料映画館がオープン

  • 2006年5月20日
 クアロア・アクティビティ・クラブはこのほど、クアロア・ランチに「クアロア映画館」をオープンした。クアロア・アクティビティ・クラブはポリネシアの文化、クアロア・ランチの歴史や活動を広く伝える目的で設置。映画館でドキュメンタリー形式の「ランド・オブ・レガシー」を英語で上映している。映画の内容は「ポリネシア文化とクアロアの出会い」、「クアロア・ランチの誕生と境遇」、「現在に至る過程と社会的役割」の3つの要素で構成した。

 まず、映画はハワイ先住民族の生活共同体「アフプアア(クアロア、ハキプウ、カアアヴァ)」の歴史を解説。ポリネシア人が800年前に造ったモリイ養魚池での狩猟方法も説明する。続いてクアロア・ランチの初代オーナー、ゲリット・P・ジャッド氏が1850年、カメハメハ3世から当事の金額で1300米ドルを投資してクアロアの土地を購入した話をはじめ、サトウキビ畑の全盛時代や牧畜の開始時期、真珠湾攻撃後の予備基地として果たしたクアロアの役割について紹介。また、現在の観光産業や教育プログラム、農業、養殖、花栽培や自然保護、スポーツイベント、映画撮影地など、各方面で社会貢献するクアロアを説明する。
 上映時間は11分間で座席数は40席。午前8時から午後5時までの営業時間中、1時間に4回上映している。