Marriott Bonvoy
Marriott Bonvoy

BOTA、東京でワークショップ開催、日本がアジアで第1位の市場と強調

  • 2006年5月17日
 ヨーロッパ・アルプスの代表的なマウンテン・リゾートの全12団体で構成するベスト・オブ・ジ・アルプス(BOTA)のうち9団体が来日、アジアで第1位の日本市場の重要性を強調した。BOTAはオーストリアのサンクトアントン、キッツビュール、レッヒ、ゼーフェルト、フランスのシャモニー、ムージェヴ、イタリアのコルティーナ・ダンペッツォ、スイスのダヴォス、グリンデルワルド、サンモリッツ、ツェルマットの各観光局が参加、ヨーロッパ、アジア、米国でプロモーションを展開している。

 日本人はBOTAに参加する各ディスティネーションでシニア層を中心に7月頃、アルプスでのハイキングやマウンテン・リゾートでのショッピングを楽しむという過ごしかたが主流。これらの観光素材に加え今後は、9月後半から10月前半にかけての紅葉をプロモーションも打ち出す考え。秋季はヨーロッパの休暇シーズンと重ならず、ホテルのキャパシティに余裕があるという。また、霧があまり出現しない季節で写真撮影に最適なことから、写真に興味のある旅行者などの需要を喚起し、全体の底上げを図る考えだ。


 BOTA参加の各ディスティネーションは2001年のテロの影響により、日本からの訪問者数が一時減少したものの、この数年は順調な回復傾向にある。メンバーの一つ、ツェルマット観光局局長のロラン・インボーデン氏によると、日本人の宿泊ナイト数は2001年に00年比40%減となったが、年々戻り2005年には04年比20%増の15万宿泊ナイトとなり、「今年は10%から20%の増加を見込んでいる」と語っている。