関空、来年10月にはカウンター増設等が終了、共同運航便の増加で案内表示も改善へ

  • 2006年4月28日
 関西国際空港は国際線出発旅客の受託手荷物検査の向上を目指したインラインスクリーニングシステムの導入、およびチェックインカウンターの増設は来年10月を目処に終了する予定としている。インラインスクリーニングシステムは既に中部国際空港、成田国際空港の第1旅客ターミナル南ウイングなどで導入され、国内空港でも整備に着手されている。911以降のセキュリティレベルの高度化に対応し、同時にカウンター前の手荷物検査が不要になることから、旅客の利便性向上が実現できる。

 また、空港内の施設では旅客案内情報システム、いわゆる旅客便の発着表示の電工掲示板についても改修する。これは航空各社によるコードシェア便の増加、1便に対するコードシェアが数社を数えることも多くなり、十分に情報を提示できないケースもあることから、こうした表示面の改善にも取り組む。