関空のGW旅客数、テロ以降で過去最高、韓国・中国の近場が好調

  • 2006年4月24日
 関西国際空港はゴールデンウィーク期間(4月28日〜5月7日)の国際線旅客数の予測を公表、これによると出発旅客の1日平均は前年比15%増の1万6400人、出発・到着合計では9%増の3万1700人となる見込みだ。出発旅客数の予測は16万3800人、国際線総旅客数は31万6600人としており、9.11以降では最高の旅客数となる予測だ。ただし、分散化、高額な時期を避ける傾向が定着しているという旅行需要の大きな流れもあり、1日平均の旅客数では過去最高の2001年の3万4100人、2000年の3万3900人には及ばない情勢だ。

 なお、方面別では韓国と中国が前年比で36.6%、36.0%とそれぞれ伸びた。また、香港が18.9%増、オセアニアが14.8%増と前年比で伸びており、こうしたデスティネーションについても好調のよう。前年割れとなったのはハワイの7.3%減、ヨーロッパの9.9%減の2方面。ハワイはホテル客室の供給量不足と帰国便のとりにくさの影響、ヨーロッパについては昨年の人気の反動と見られる。詳細の数値については下記を参照のこと。

▽2006年ゴールデンウィーク国際線旅客予想
日にち/出発/到着
4月28日(金)/1万6400人/1万2300人
4月29日/1万9400人/1万5000人
4月30日/1万7100人/1万2900人
5月1日(月)/1万4800人/1万2300人
5月2日(火)/1万7100人/1万1000人
5月3日/2万400人/1万2000人
5月4日/1万6200人/1万5500人
5月5日/1万2600人/1万9500人
5月6日/1万5000人/2万800人
5月7日/1万4800人/2万1500人
合計/16万3800人/15万2800人