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豪、ワーナービレッジテーマパークがアウトバックのショーを開始

  • 2006年4月5日
 オーストラリア・クイーンズランド、ゴールドコーストのワーナービレッジテーマパークは4月1日、「オーストラリアン・アウトバック・スペクタキュラー」の上演開始にあたり、記念公演を開催、4日から一般公開を開始した。これは砂漠をはじめ、ブッシュや荒野の広がるオーストラリアのアウトバックの大自然、そこに生きる人々の暮らし、開拓時代の歴史や文化をテーマにし、最新の視覚・音響効果を使ったショー。ワーナービレッジテーマパークが2300万オーストラリアドル(約20億円)を投資して作りあげた、同社が運営する5つ目のアトラクションだ。
 ショーでは、特別に作曲されたカントリーソングやオーストラリアの国民的民謡をバックミュージックに、巧みな馬術、手綱さばき、野生の馬を買い馬へと慣らしつける光景を間近に見ることができる。また、入り口でお土産として配布するストックマンハットのヘッドバンドの色によって、ショーに登場する2つの牧場のうち応援する牧場を示しており、周囲の観客やスタッフと一緒に応援合戦に参加できる。さらに、3コースからなるオージー風バーベキューディナーを提供。馬やラクダ、エミュー、羊、牛、牧羊犬とストックマンやストックウーマンが出演する約1時間30分のショーは、巧みな演技、技術を披露する場でもある。

 4月1日の記念公演には、オーストラリア政府中小企業・観光大臣のフラン・ベイリー氏をはじめ、オーストラリアの著名なカントリー・ミュージック歌手、オーストラリアのメディアを中心に日本を含むアジア各国のメディア総勢1000名超が駆けつけ、オープニング・セレモニーを開催。ショーのエグゼクティブ・プロデューサーでワーナービレッジテーマパークCEOのジョン・メンジス氏は、「日本人はオーストラリアに来てもっと『オーストラリアらしいもの』を見たいと感じている。このショーは受身ではなく参加型で、鑑賞者自らがオーストラリアを感じ取れるように工夫をした」とコメント。さらに、日本のマーケットが成熟しつつあるとして、オーストラリアン・アウトバック・スペクタキュラーのショーを通して、「減少気味にあるゴールドコーストへの日本人訪問者の一つの需要喚起策となる」と力強く語った。

 オーストラリアン・アウトバック・スペクタキュラーは火曜日から土曜日の午後6時15分に開場。座席数は1000席。チケットはショー、ディナー、ストックマンハットを含み、大人79オーストラリアドル(約6690円)、4歳から13歳までの子供は49オーストラリアドル(約4150円)。ワーナーブラザーズ・ムービーワールド、ウェット・アンド・ワイルドに隣接する、ゴールドコースト中心部から車で20分ほどの場所に位置する。