エース損保、海外旅行保険の販売開始、オンライン販売も旅行会社経由で増加

  • 2006年4月4日
 エース損害保険株式会社は4月1日から、新商品「海外旅行保険」の発売を開始した。これにあわせ、クレジットカードの付帯保険を補う「TOP UP PLAN(トップアッププラン)」の保険料引き下げ、旅行保険販売専用サイトをリニューアルした。

 海外旅行保険は「海外旅行傷害保険」を全面的に刷新したもの。大きな特徴としては、保険期間を細分化することで、従来商品から日数を実際の旅行に合わせた設定とすることで、保険料の総額を引き下げたこと。例えば、従来では8日間の設定で4040円であったが、今回の海外旅行保険では7日間を選択することが可能となり、総額で3860円となる。
 これと合わせて変更されたポイントは、基本契約となる補償内容を傷害治療、傷害死亡、傷害後遺障害から1つを選択するようになったもの。従来はこの3つが組み込まれていたが、選択制へと変更。このほか携行品、賠償責任、疾病・死亡、疾病・治療、救援者費用などを組み合わせて旅行者のタイプにあった補償をつくりこむことが可能となった。

 また、トップアッププランはこれまでの最大割引幅53%のところ、66%にまで拡大し、保険料の引き下げを図る。クレジットカードの海外旅行保険の不足分を補うことがこの商品の最大の特徴。カードで不足する分についての費用を補償することが可能。また、この商品はオンラインで8割程度の購入となっており、商品購入の利便性向上を目指し、サイトもリニューアルした。現在の所、オンラインの旅行代理店100社ほどにバナーを掲載、誘客も進めており、将来的にもオンライン販売は伸びる予測。
 旅行保険事業部旅行保険マーケティング部長の増田一人氏は、今後のオンライン販売について「携帯電話での取扱いもシステム上では可能」としながらも、今後の動向を注視しながら展開する考えを示している。