香港のヨンキーレストラン、HKTB・CXと協力し日本人客の拡大目指す

  • 2006年3月30日
 香港のヨンキーレストラングループ取締役社長のカム・クワンライ氏が来日し、関係各社へ感謝の意を述べる共に、今後の関係強化を呼びかけた。ヨンキーレストランはアメリカ・フォーチュン誌で世界15大レストランの中華代表として選定された実績があり、香港政府観光局(HKTB)主催の香港料理大賞受賞など、創業64年の定評のある香港の老舗レストラン。「苦情が出た事例が無く、信頼性、味の両面で『質が高い』」と評する旅行会社担当者もいる。
 ヨンキーレストランによると、利用者はパッケージ参加者と個人旅行者の割合がほぼ等しく、毎月約1000名以上の日本人が訪問している。クワンライ氏は、「香港では老舗レストランが閉店するケースが少なくない。だが、ヨンキーレストラン2代目として伝統の味を守り、全世界にヨンキーの名を知らしめていきたい」と語り、特に重要な日本人旅行者に対するプロモーションを積極的に展開する考え。

 ヨンキーレストランはHKTB発行の「2006年香港旅行年ボーナスガイド」に掲載されており、HKTB指定のQTS優良店認定制度にも登録。また、キャセイパシフィック航空(CX)の創立60周年記念の一環で香港の最高級レストランの味を機内食で提供する「ベスト・チャイニーズ・フード・イン・ジ・エアー」にも協力。メディアの取材協力も積極的に行うなど、香港の美食文化の情報発信に努めている。

 HKTB日本・韓国局長の加納國雄氏は、香港の美食事情とヨンキーの提供する高品質の食について説明。特に、メニューの一つ「ガチョウのロースト」が人気で、海外からの訪問者がお土産として購入することが多く、「飛行機に乗って飛ぶガチョウ」というニックネーム「フラインググース」が付けられるほど有名だという。