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デスティネーション・スペシャリストの運用改善、挑戦しやすく、料金も割安に

  • 2006年3月16日
 トラベル・カウンセラー制度の改善案がこのほど、正式に決定した。これまではトラベル・コーディネーター(T/C)修了者がデスティネーション・スペシャリスト(D/S)の受講資格を得ることが出来たが、D/Sチャレンジ認定を新設し、総合管理者、または所属会社が実施するトラベル・カウンセラー制度協議会が認定する社内教育や研修過程を終了した者については、D/Sへの挑戦が可能となる。
 また、今回の大きな特徴は費用負担の大幅な低廉化。チャレンジ認定でD/Sの講習免除コースで受験する場合、テストの受験料5000円、合格後の認定料5000円、合計1万円でD/Sの取得が可能だ。これまではT/Cを経てD/Sへと至ると10万円を越すなど費用負担が重荷となり、今回の措置で受講者の大幅増加が期待される。なお、平成16年、平成17年の受講生については、今回の費用低廉化措置で17年度中に差額分を返金する。

 現在、D/Sは15講座27ヶ国・地域を開講しているが、今年度は20講座を予定しており、中国、韓国、台湾などが加わる予定。JATAによると、年間1000名の受講者、うち750名の認定者を目指すとしている。なお、今年のD/S認定者は61名であった。