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TA、ジャパン・オーストラリア・ミッション開催、活発に各社が情報交換

  • 2006年2月27日
 オーストラリア政府観光局(TA)はこのほど、「ジャパン・オーストラリア・ミッション2006」(JAM)を開催した。今回で15回目を迎えるJAMは、オーストラリア現地から日本マーケットを重視する観光関連企業が来日し、日本の主要旅行会社を対象にワークショップ形式で情報提供を行うもの。参加者は現地観光局、サプライヤーなどの初出展7社を含むセラー56社、日本の旅行会社などのバイヤー50社。2泊3日の日程で、各社ともに活発な情報交換が行われた。

 今回、来日した各社の特徴は、日本マーケットに合わせたさまざまなプログラムの充実だ。たとえば、ファミリー向けの施設の充実では、ゴールドコーストのパラダイス・リゾートが、家族向けのカテゴリー「ジュニア・バンクハウス」を2006年中に15室から50室に増やすリノベーションを実施する。また、FITやリピーターに多いドライブ旅行をサポートする体制として、ハーツレンタカーは2005年から、車種を限定(フルサイズセダン)してカーナビゲーションサービスを開始。また、シドニーのボンダイビーチに立地するスイス・グランドホテルでは、保険を含み40豪ドルから50豪ドルでスマートカー(小型自動車)貸し出しを行っているという。
 また、日本語サイトの充実を図る観光局、サプライヤーが増えていることも日本との円滑なコミュニケーションを図る施策として取り入れている。特に、3つの大陸横断鉄道を運営するグレート・サザン・レールウェイ、西オーストラリア州政府観光局は今月、サイトのリニューアルやコンテンツの増強を行ったばかりと、情報発信にも注力している。

▽グレート サザン レールウェイ
http://www.australia-train.com/gsr/

▽西オーストラリア州政府観光局
http://www.jp.westernaustralia.com/dolphin.html