NAA、雪氷対策強化検討会を設置、先々週の大雪の影響で

  • 2006年1月30日
 成田空港(NAA)は1月21日の大雪の影響を受け、「雪氷対策強化検討会」を設置した。今回の大雪では空港内に1万2500人の旅客が滞留し、119便が欠航、113便が遅延、40便が他空港へダイバードすることになったほか、通常時間外の運航も必要になるなど、空港内外に大きな影響が及んだ。そのため、今回の経過と結果を踏まえ、改善を図るのが目的だ。今後も冬のシーズンは続くため、できる限り早期の取りまとめを目指す。

 今回、早急に検討する項目は(1)機体を含む、除雪の問題、(2)滞留者の世話、(3)空港からのアクセスの問題、(4)お客へのインフォメーション方法、の4つ。例えば(1)に関しては滑走路の除雪は問題なかったものの、機体は降雪が多かったため、除雪をしても出発までに積もってしまい、再度、除雪と点検をする必要があるなどの問題が生じ、欠航や遅延便に繋がったという。また、(3)は各航空会社がリムジンバスの手配をするため、結果的に取り合いになってしまう状況になったという。