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成田、12月の国際線旅客数は前年並み、通年では過去最高を記録 

  • 2006年1月30日
 成田空港(NAA)によると、12月の国際線旅客数は前年を7000人下回る248万7338人で、過去最高となった前年に次ぐ人数となった。そのうち、日本人は前年比1%減の153万143人。今年は反日デモなどの影響で減少した時期があったが、11月と12月でほぼ通常に戻ったとNAAではみている。外国人旅客数は12月として歴代1位の66万9939人(4%増)であった。

 路線別旅客数は東南アジア、太平洋、ヨーロッパ、韓国は前年増または前年同であったが、中国は1%減、グアムは4%減、オセアニア6%減と減少。中国は中国/アメリカ便の直行化、グアムはジャルウェイズ(JO)の運休などが影響した。国際線の旅客便発着回数は1%減の1万2288回。路線別では中国線は5%増、ヨーロッパ線は3%増、東南アジアは前年同であったが、韓国線は2%減、太平洋路線はノースウエスト航空(NW)のニューヨーク線運休やユナイテッド航空(UA)のホノルル線減便などの影響で4%減、グアムは10%減、オセアニアは4%減となった。

 一方、1月から12月までの暦年では、発着回数、航空旅客数ともに過去最高を記録。旅客数では東南アジア、太平洋、ヨーロッパ、中国で前年増または前年同であったが、韓国は2%減、グアムは4%減、オセアニア1%減で、前年を下回った。