関空、クレジット機能付きICカードを発行

  • 2006年1月25日
 関西国際空港は4月、会員カード「関空クラブ」カードを発行する。これは、ビザのクレジット機能とピタパの交通IC機能を搭載するカード。関空のサービス向上の一環で4月、関空クラブの組織を発足し、関空カードを発行する。関空利用者の増加、利便性の向上を進める。

 関空クラブカードは、クレジット機能、交通のIC機能に加え、マイカー割引サービス、空港内サービス、フライトポイントサービス、パートナーサービスを設ける。マイカー割引は、関空利用の旅客を対象に、連絡橋通行料の優待サービス。空港内の買物や飲食を目的に訪れる見学者や送迎者には、駐車場料金を優待する。また、空港内サービスでは、フライトの待ち時間に利用できる関空クラブラウンジの1時間無料サービスの提供をはじめ、免税店、ホテル日航関西空港やペットホテル、展望ホール「スカイ・ビュー」などで会員向け割引料金を設定する。そのほか、フライトに応じて貯まるフライトポイントを設定し、関空へのアクセスで利用する交通機関での割引や関空プレミアムグッズをプレゼントする。

 さらに、関空と結ばれる全国各地の観光施設や宿泊施設で関空クラブ会員のための優待サービスを設定。ピタパ機能をもつ南海電鉄のグループカード「ミナピタ」と提携し、クレジット決済に応じてポイントを付与し、関空内の施設と南海電気鉄道の施設で利用できるギフト券と交換できるサービスを提供する。
 なお、マイカー割引とフライトポイントサービスは7月に開始する予定。また、カードの発行は4月だが、3月25日と26日に開かれる「関空旅博」で先行募集する。