関空、今年7月に新たな飲食ゾーンが登場、ワンランク上のフードコート

  • 2006年1月18日
 関西国際空港内の商業施設が今年7月、リニューアルし、新たな飲食ゾーンが登場する。東京駅構内、品川駅のエキュート、羽田空港内の商業施設など交通施設の結節点として人が集積する場所というメリットを活かしてビジネスが展開されていく状況下で、2本目の滑走路も控える関空が開港後初めての大規模リニューアルに取り組む。
 この計画は旅客ターミナルビル(PTB)2階北側の飲食エリアを全面改装し、フードコートとするもの。空港という立地から、郊外型ショッピングセンターに併設されるフードコートと異なり、「関西らしさ」を加えたワンランク上のメニューを提供し、海外旅行を楽しむ中高年層やビジネス需要に対応する。出店が決定している店舗は大阪で路面店、ホテル内に10店舗を展開するイタリアン「アルチェントロ」、料理研究家の東條真千子氏がプロデュースするスープ・バー「ディアスープ」、大阪の老舗洋食店「せんば自由軒」など。こうした「ワンランク上」の店舗が集まることから、サービスも完全セルフではなく、バッシングなど一部はスタッフが対応する。