LACVB、ロサンゼルスマラソンの認知、ツアー本数の拡大図る

  • 2005年12月19日
 ロサンゼルス観光局(LACVB)はこのほど、旅行会社、メディアを対象に来年3月19日に開催するロサンゼルスマラソン・セミナーを実施、マラソン大会の概要をはじめ、ツアー造成のヒントなどを紹介した。LACVBアジア・パシフィック地区代表の安達正浩氏は、「2005年は過去最高となる150名の日本人が参加。このロサンゼルスマラソンを海外の日本人が参加するメジャーなマラソン大会として作り上げていきたい」と大会に込める熱い想いを説明した。

 安達正浩氏は旅行会社に対し、ロサンゼルスマラソンとロサンゼルスの5つのキーワードであるエンターテイメント、カルチャー、スポーツ、ショッピング、ダイニングを絡ませたパッケージ商品の造成を提案。ロサンゼルスへの日本人訪問者数は34万9000人と2000年のピークと比べ約半減の状態であることから、ロサンゼルスへの日本人誘致の一策として促した。

 また、LACVBは日本でのロサンゼルスマラソン認知向上の一環で12月18日、東京の駒沢公園で「ファースト・ロサンゼルス・マラソン・親善ラン」を開催。エントリー数は700名以上におよんだという。LACVBは大会の認知向上、ツアーの商品化を通し、需要の拡大を目指す。

 今回で21回目を迎えるロサンゼルスマラソンはロサンゼルスの中心街を巡るシティ・マラソン。沿道には100を超えるエンターテイナー、グループがランナーを応援するなど、街全体で盛り上げる市民参加型イベントでもある。マラソンのほか、バイク・ツアーや5キロメートルラン・ウォークの種目も設置。大会前の3月18日には恒例の食べ放題「カーボ・ディナー」も開催する。大会の参加申込は開催日前日まで可能だ。