スターアライアンス、流通コスト削減するGNE構想で2社と契約

  • 2005年12月14日
 スターアライアンスはこのほど、G2スイッチワークス、ITAソフトウェアの2社とGDSの次世代システム構想(GNE:GDS New Entrance)について契約を締結した。既に、スターアライアンスは今年6月にこのGNE構想を明らかにし、航空券の流通コストの削減に関心があることを示していたが、これが現実として動き出すことになる。
 現在、スター加盟の16社は年間で総額20億米ドル(約2400億円)に及ぶ。今回、契約した2社はウェブ技術を利用することにより、1旅程あたり12米ドルの現行コストが4米ドルにまで削減できるとしており、大きなコスト削減を図ると共に、利益の上積みを図ることが可能となる。導入は北米が最初となり、アジア、ヨーロッパにおいても今後1年半の期間で導入される計画。ただし、システムについては各社の仕様にあわせ、詳細を詰めていく、としている。