台湾、日本人訪台者数100万人突破で記念祝賀会、来年は125万人目指す

  • 2005年12月8日
 台湾観光協会は12月7日、日本人訪台者数の100万人突破を記念した祝賀会を開催、旅行業界関係者、両国の行政関係者など500人近くが参加した。冒頭、挨拶に立った台北駐日経済文化代表處副代表の陳鴻基氏は、今回の100万人達成を祝いつつ、「日本人が台湾への外国人訪問者数の約3分の1を占め、最も重要な市場の一つ」と改めて強調。交流協会理事の高橋雅ニ氏は、SARSで打撃を受けてから2年後の100万人突破に喜びを表現しつつ、「100万人突破はほんの通過点。今後、両国の交流発展にさらに期待したい」とコメントした。また、日本観光協会の中村徹氏は、近年の両国旅行者の特徴として、「団体から個人旅行へ移行し、リピーターが増えている」と語り、「新しい流れ、新しいニーズに応えることで、両国の訪問者増加に繋がる」とした。

 陳氏によると、来年は台北/高雄間の新幹線開通、胡弓博物院のリニューアルオープンとそれに伴う特別展を開催するなど、台湾は来年、ますます活気づく。現地の台湾観光局は既に、来年の台湾への日本人訪問者数の目標を125万人に設定しており、積極的なプロモーション展開を予定している。
 なお、祝賀会場には今回、日本人台湾訪問者数の100万人目となった滋賀県在住の山脇善幸さんがゲストとして登場。今回の渡航目的がビジネスであったことから、「次ぎは観光目的で、家族と共に訪れたい」と次回の旅行計画を披露した。

 祝賀会では、これまでの日台観光の歴史に関する映像が流れ、両国念願の100万人達成までの道のりを紹介。11月21日の100万人達成を会場全体で祝った。