ベルギー観光局、「四季」を強調、リピーターにも楽しめる素材も紹介

  • 2005年11月25日
 ベルギー観光局はこのほど、旅行会社を対象に「感謝の集い」を開催、同時開催したセミナーでは、ベルギーの日本人動向をはじめ、06年のイヤー・テーマ、商品造成のヒントなどを紹介した。局長の宮下南緒子氏は、「日本マーケットは2004年、好調に推移した。今後も維持できるよう積極的に取り組みたい」と語り、「四季が流れる国、ベルギー」を打ち出した来年のプロモーション詳細を説明した。

 ベルギー観光局は、「古都の魅力、アート・歩ける町」、「花と水辺の風景」、「祭り・美食・ビール」の3本柱に、心に響く四季がある国の魅力を打ち出したプロモーションを来年も展開する。例えば、ベルギーには、アントワープ、ゲント、ブルージュ、メッヘレン、ルーヴェン、トゥルネー、モンス、リエージュなどの味わいのある古都が多数存在することから、「街歩きをするとすぐ自分の街になる感覚になれるほか、充実したアートが楽しめる魅力」を紹介、観光素材が充実するデスティネーションと強調する。
 リピーター向けに「ベルギーらしさ」を体感できる素材も多く、例えば、毎年開催する祭りやクリスマス市に加え、ベコニアが一面に広がるブリュッセルのフラワー・カーペット市、イーペルの猫祭りなど来年限定で開かれる祭りを紹介。また、ワロン地方は2006年、「小さな町・村と郷土の味、古城・自然・庭園」をテーマとするほか、フランダース地方は、対象のフランダース・ツアーに対しベルギー観光局がサポートするキャンペーンを継続する。また、セールス・マニュアルも先ごろ発行、来年も旅行会社に対して積極的なプロモーションを展開する計画だ。