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関空、経費削減が進み、経常ベースで増収増益

  • 2005年11月18日
 関西国際空港の平成17年9月期(4月1日〜9月30日)中間連結決算は2年連続の増収で、経常損益ベースで増収増益を記録した。好調な決算は主に、今年のコスト削減額の30億円分を既にクリアする46億円を上期で達成したことが挙げられる。特に一般経費で40.1億円を削減しており、人件費についても計画の6億円のうち、上期で5.8億円を削減達成したという。

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 営業収益が前年比1.5%増の527億7300円、営業損益が12.7%増の139億5800万円、経常損益は88.2%増の74億2100万円であった。中間純損益は施設の減損を計上し、189億6800万円の赤字となった。
 この半期は旅客・貨物を合わせた発着回数は国際線が1日平均100.1便と初めて上期で100便超を記録。国内線は56.5便と前年から33%増と、伊丹シフトもあり順調な推移。旅客数についても国際線旅客数の1日平均は3万700人(1%増)、国内線は1万5000人(26%増)と堅調。国内線については、当初は伊丹シフトの便は「搭乗率が上がらない」と報じられたものの、このところは盛り返し。北海道については機材の大型化、那覇については便数増など好調のようだ。