関空、10月は国際線旅客で2%減、本日累計の利用旅客で2億人達成

  • 2005年11月15日
 関西国際空港によると、10月の航空旅客数は前年比7%増の142万4814人、このうち国際線は2%減の94万7200人、国内線は33%増の47万7614人となった。国際線旅客数は4月から増加で推移していたものの、7月には前年比1%減とわずかであるものの減少、8月、9月も1%減未満で推移し、4ヶ月連続の減少となった。なお、入国管理局の資料によると、国際線の外国人旅客は4%増で過去最高を記録したが、日本人旅客は4%減であった。10月はバリの事件でインドネシア方面が落ち込み、中国は8月・9月と前年並みにまで持ち直したが、10月は約10%減、韓国も8月・9月と前年並み、前年増となったが今月は95%前後と低調であった。


 なお、本日、関西国際空港で利用旅客数が2億人に到達する見通しだ。関空は平成6年9月4日に開港して以来11年で達成。このうち国際線は約1億2000万人、国内線は約8000万人の利用となる。1億人の到達は2000年1月16日。
 年間の旅客数は2000年をピークに暫減傾向であったが、昨年の2004年から上向きに転じたところ。この傾向は国際線も同様で、国内線は今年、大幅に増加する見通し。また、開港以来の出発旅客の人気行先は、国際線がソウルの657万人を筆頭に、ホノルルの465万3000人、香港の392万4000人、グアムの327万5000人、台北の301万人、バンコクの295万5000人。国内線は東京の150万7000人、札幌の735万1000人、那覇の432万2000人、福岡の375万6000人となっている。