ワタベ、中間期業績は売上増も国内挙式増など利益率低下で営利など減少

  • 2005年11月15日
 ワタベウェデイングの平成17年9月中間決算(4月1日〜9月30日)の連結業績は売上高が16.5%増の147億7500万円、営業利益が8.0%減の6億500万円、経常利益は17.6%減の6億2600万円、当期純利益は28.9%減の4億500万円となった。

 ワタベウェデイングはこのところ、海外挙式サービスのノウハウを活かし、国内リゾート地での挙式を積極的に展開しているところ。6月には長野県軽井沢に軽井沢クリークガーデン・チャペルを開設し、首都圏からの需要取り込みを目指しているほか、昨年経営権を取得した目黒雅叙園は順次、リニューアルを進めてシティリゾートの位置付けで取扱挙式組数の増加を狙っている。主力の海外挙式では4月にオーストラリア・ケアンズのバリアリーフ教会を改修。さらに5月にはバリ島で挙式者をアテンドする店舗を開設したが、先ごろの事件を受け、現在、営業活動は行っていない。ただし、挙式予定者はハワイをはじめ、ワタベウェデイングの他の施設へと誘導し、業務上の影響は無かったとしている。

 こうした流れから、国内挙式の取扱組数は前年比52.2%増の3058組と大きく増加し、海外挙式事業での売上の伸び悩みを補った。ただし、海外での提携挙式施設利用の増加、国内の挙式パッケージの取扱増を主な原因として、売上総利益率が低下。販管費を抑制したものの、営業利益、経常利益、中間純利益とも減少した。なお、通期では期初予想を変更することなく、売上高310億円、経常利益22億円、当期純利益13億円としている。