アマデウス・BA・ビジット・ロンドン、3社共同でセミナーを開催

  • 2005年11月10日
 アマデウス・ジャパン、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、ビジット・ロンドンは11月9日、東京で共催のセミナーを開催し、旅行会社を対象に最新情報などを説明した。セミナーの冒頭、BA日本・韓国地区営業本部長の根来勇人氏は、「旅行代理店の協力が不可欠。アマデウスの予約、BAの発券を利用しロンドンを訪れ、現地の魅力をあじわって頂きたい」と挨拶した。

 アマデウスは主力商品の一つ「ヴィスタ」、およびウェブベースのアプリケーション「チェック・マイ・トリップ」を紹介。ヴィスタの特徴としてグラフィックで予約から発券までサポートする機能的なシステム、コマンドを憶える必要がない利便性をアピールした。チェック・マイ・トリップは旅行会社、顧客がインターネット環境の整う場所であれば、旅程が確認できる。アマデウスでは旅行会社に対し、顧客サービスの向上と業務の効率化を実現できるとし、活用を勧めた。
 今後は年内に、eチケット発券を可能とする航空会社を現在の26社から30社へと増やし、旅行会社の利便性の向上を図る。

 BAは、東京/ロンドン間で導入する4クラス、および9月30日に開設した旅行代理店専用のウェブサイト「スピードバード・クラブ」について紹介。サイトでは、BAの最新情報、サービス全般に関する情報、予約や手配に関する情報、キャンペーン情報、お楽しみページを中心に、業務に直結する詳細情報を掲載。現在、登録者が好調に増えているという。また、登録者受付キャンペーンを展開しており、抽選でロンドン行きチケットが当たるなど、登録者を更に増やしたい考え。


▽ビジット・ロンドン、奥深い魅力を訴求、広告キャンペーンを開始

 ビジット・ロンドンは日本マーケットへ奥深いロンドンの魅力を紹介することで、日本人がもつ先入観を変えたいという。昨年のロンドンへの日本人訪問者数は03年比13.7%増の26万7000人で、ピーク時の2000年に記録した43万4000人には及んでいない。セミナーでは、物価が高い現状について、お金以上の価値があると強調。人気のミュージカルは開催前日にチケットセンターなどで安く購入する方法がある、無料のアトラクションが238ヶ所、緑溢れる公園などお金をかけずに旅を楽しめることを説明した。食の楽しみ方についても、6000を超えるレストランや5000軒のパブをはじめ、最近では伝統料理発展させたモダン料理やオーガニック料理のレストランが充実しており、幅広い選択肢を紹介した。
 さらに、ビジット・ロンドンは11月から、広告キャンペーンを開始。「ふしぎな国のアリス」のうさぎが案内役となり広告閲覧者をロンドンへ導く設定。コア・ターゲットは25歳から35歳の女性で、広告は一般誌やインターネットに掲載する計画だ。なお、12月を目処にホームページの内容を刷新する予定で、広告キャンペーンの連動ページを盛り込むなど内容を充実し、日本人にあまり知られていないロンドンの魅力の周知を図る。