フランス・プロヴァンス地方観光局など、セザンヌ2006を展開

  • 2005年11月4日
 フランス・プロヴァンス地方観光局、およびブッシュ・デュ・ローヌ県観光局は来年4月から10月まで、「セザンヌ2006」を展開する。これは、画家ポール・セザンヌの没後100年の来年、エクス・アン・プロヴァンスに生誕したセザンヌへのオマージュとして周辺地域連動の様々な記念事業を開催するもの。
 まず、グラネ美術館で来年1月29日から5月27日まで、国際展覧会「プロヴァンスのセザンヌ」を開催。セザンヌの作品が世界中から110点集められる。グラネ美術館は4年におよぶ改修工事を進めており、2007年のグランド・オープンに先立つプレオープンのイベントとして行う。
 また、「セザンヌの目でエックス地方の風景を眺めてみる」をテーマに、セザンヌにゆかりの深い場所など足跡を訪ねるルートを設定。ここでは、セザンヌが所有した領地「ル・ジャズ・ド・ブッファン」をはじめ、エクス最後のアトリエとなった「ローヴのアトリエ」、制作の地「ビベミュスの石切場」、1870年から1906年に制作された77点の作品制作のモチーフとなったサント・ヴィクトワール山など訪問。作品が制作された自然環境を巡ることでセザンヌへの理解を深めることを提案する。このルートはガイド付き見学ツアーも設定している。