東京都内を中心に周遊観光などを実施するはとバス、日の丸リムジンの2社は商品を拡充する。はとバスは来年3月までの定期観光パンフレットを発表、この中で11月5日に公開する映画「ALWAYS 三丁目の夕日」とタイアップした特別コースを設定。はとバスが映画とタイアップするのはこれが初めて。ツアーは、映画の舞台となる昭和33年のレトロな東京。佃島の住吉神社を訪問し、日本橋三越本店のハイカラ洋食ランチでオムハヤシライスやかにクリームコロッケ、コーンスープをたのしめる。また、お台場のデックス東京ビーチ内にある「台場一丁目商店街」で民芸品や駄菓子をお土産に購入し、船の科学館内にある昭和30年代の青森駅を訪問。昭和のくらし博物館で当時の庶民の暮らしに触れ、次に映画の舞台昭和33年に完成した東京タワーを訪れる。最後に上野アメ横へ行き思い思いに散策。団塊世代をターゲットに、子供の頃の懐かしい時代を味わってもらうツアーだ。

　また、日の丸リムジンは2階建てオープンバス「スカイバス東京」で11月から、昨年好評を得たお台場・レインボーブリッジナイトツアーを運行する。これはスカイバスで、レインボーブリッジの上から東京港の360度に広がる美しい夜景を観賞するもの。アクアシティお台場で休憩時間も設けるなど、夜景を満喫するコースだ。
　なお、日の丸リムジンはこのほど、乗車希望日の1週間前から予約受付を開始した。座席はこれまで通り、整理番号順の乗車で全席自由席。1便に付き定員は48名。発車時刻の1時間前まで受付可能とし、これまで通り当日チケットカウンターでの受付もできる。スカイバス東京は運行開始1年で7万5000人の利用者を突破しているという。