ネットアンドセキュリティ総研がこのほど実施した「国内・海外旅行サイト比較調査2005」によると、総合1位を「楽天トラベル」、2位を「Yahoo!トラベル」、3位に「じゃらんnet」と大手ポータル系のサイトが人気上位を独占した。
　このアンケート調査は、8月31日から9月5日にかけて認知率や訪問率などのアクセス状況、満足度や使いやすさによる24サイトの定性評価に基づく結果。大きな傾向として、ユーザーのアクセス行動を総合すると、ポータルサイトに大きく依存していることを示している。第3位に入ったリクルート系の「じゃらんnet」は既存の雑誌メディアのブランドが利用者の支持を集めた。その後、第4位にジェイティービー、第5位にエイチ・アイ・エスと大手旅行会社が続く。

　旅行業界のeコマースが日常化し、鉄道、航空、ホテル各社がサイト上で直接販売機能を整備、事業を展開しているところ。さらに、ネット専業旅行代理店や異業種からの参入で競合状態は激しさが増し、旅行関連ネットビジネスの事業環境は依然として、厳しい状況とネットアンドセキュリティ総研は分析している。なお、調査の詳細などは下記サイトを参照のこと。