求人情報

関空、旅客需要は万博後、国慶節で期待感、バリの影響は留まる

  • 2005年10月11日
 関西国際空港によると、バリ島の影響については航空各社、旅行会社などの話を総合すると日によって「5%減から30%減のキャンセルで推移」しているようだ。事件以前の状況は前年比30%増と好調に推移していたが、一転ブレーキが掛かっている。しかし、2002年の半減と比較した場合、各社ともキャンセルの状況は落ち着きがあり、当初の想定より影響は留まっているとの見方が大半のようだ。
 関西国際空港副社長の平野忠邦氏は関空の旅客動向として「なかなか2000年、2001年の好調時には戻らない」とし、各地のテロ、津波等の災害などで海外旅行のマイナス要因を指摘。また、特殊要因である愛・地球博の影響から、近場が伸びず、韓国、中国が反日デモの影響に輪をかける形で進捗していない状況を語る。ただし、平野氏はインバウンドでは中国の国慶節後の旅客動向に目を向け、万博も終了したことから、韓国・中国について期待をかけている。