成田、8月の国際線日本人利用者は6%減の174万6076人

  • 2005年9月29日
 成田国際空港(NAA)によると8月の航空旅客数は前年比4%減の284万2898人、うち国際線利用の日本人は6%減の174万6076人、外国人は2%減の70万7552人であった(速報値)。旅客の方面別前年比はオセアニア線、太平洋線が前年比同であったほか、欧州線が1%減、東南アジア線が2%減、中国線が4%減、グアム線が7%減となった。韓国線は前年比14%減となったことから、NAAでは8月の羽田/金浦線の増便が影響したと見ている。また、懸念される中国線は先月の5%減に続き、減少幅は押さえられているようだ。

 国際線旅客便の発着回数は前年比同の1万2547回。方面別の伸び率では、中国線が4%増の1880回、東南アジア線が2%増の3681回、欧州線が1%増の1567回、太平洋線が前年比同の3244回。減少したのは韓国線の7%減の1117回、オセアニア線の2%減の567回、グアム線の12%減の491回となった。
 なお、航空会社別の発着回数は、日本航空(JL)が8%減(260回減)で、JALウェイズ(JO)が102%増(187回増)と引き続きグループ内での移管を進めるほか、ユナイテッド航空(UA)が8%減(70回減)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が同じく8%減(10回減)。フィリピン航空(PR)が7%減(8回減)で、大韓航空(KE)が4%減(17回減)、カンタス航空(QF)が4%減(10回減)、中国東方航空(MU)が同じく4%減(8回減)と減少。また増加では、全日空(NH)が8%増(100回増)、日本アジア航空(EG)が18%増(36回増)となったほか、アメリカン航空(AA)が4%増(14回増)、エールフランス航空(AF)が16%増(24回増)であった。