JATA旅行博、10万人超が来場し閉幕、新町氏「次の展望も必要」

  • 2005年9月23日
 JATA世界旅行博2005が22日開幕、24日までの3日間、業界関係者ら3万6907人、一般6万7297人、合計10万4204人の来場者で閉幕した。22日に会見した日本旅行業協会(JATA)会長の新町光示氏は「今年は1700万人を達成できるだろう。来年は1800万人台に到達し、次の展望を出していく必要がある」などと語り、今後のイベントの発展に期待を示した。今年は、ある意味でインバウンドを主眼とした旅行博。地方運輸局などをはじめ、地方の観光関係者、サプライヤーが出展するYOKOSOトラベルマートを開催し、訪日旅行の需要を意識。こうした流れを受け、新町氏は「インバウンドと国内旅行は一体」との考えで、「国内旅行の活性化を旅行博で実現することが今後の課題」と語った。
 また、国土交通省総合観光政策審議官の柴田耕介氏は「今年の700万人は達成できる範囲にある」との考えを示し、アジアの経済成長など注視する要素はあるものの、「1000万人の達成は無理ではない」とし、国内全体として初めて取り組むインバウンド商談会の今後の成果に期待を示した。