アマデウス、AFに第1号の新自動航空券再発行システムを導入

  • 2005年9月23日
 アマデウスはこのほど、新たに自動航空券再発行システム「アマデウス・チケット・チェンジャー(ATC)」の提供を開始、エールフランス航空(AF)が初めて導入した。AFは約200万枚のチケットが発行後に変更されており、ATCの導入により数百万ユーロの収益増を期待しているという。ATCはエアライン・タリフ・パブリッシング・カンパニー(ATPCO)の基準に沿って開発、国内および国際線の旅程、世界各国の通貨、アマデウスや他の予約システムが発行するeチケット、さらに公示運賃および非公示の契約運賃、パートナー航空会社間のインターラインチケットの処理も可能だ。
 ATPCOの推計によると、発行済み航空券の約10%が実際に利用される前に少なくとも1回は再発行されている。このため、自動航空券再発行支援システムを使えば、年間で約1億ドルの収益増を航空会社にもたらす可能性があるという。これは追徴金とペナルティの自動計算が可能となるため、新たな航空券の再発行に必要な時間が従来の30分から数秒に短縮されるだけでなく、バックオフィスでのチェックの負担も大きく軽減される。