電通調査、富裕シニア層の旅行消費は退職金100%のうち4%

  • 2005年9月20日
 電通などがこのほど、2000年以降に退職した55歳以上の金融資産2000万円以上を保有するシニア層を対象に生活意識や消費意識、行動について調査した。これによると、退職金を100%とした場合、各種の消費行動として旅行は4%となった。内訳は「老後の資金」が53%と半分以上を占め、次に「株式・投資・不動産など資産運用」が21%、「各種ローンの返済」と「新規住宅取得・リフォーム等住宅に関する資金」が6%、これに旅行が続く。
 「退職をきっかけにしたこと」では約半数が「夫婦で旅行」と回答し、仕事から解放されたことによる新たな時間を夫婦で過ごす割合は高い。そのほか、パソコン購入が39%、家の購入・リフォームが26%、車・バイクの購入が25%と続く。また、「退職をきっかけとする高額消費」の第1位はパソコン購入で、次に車、家のリフォーム・購入と続く。旅行では記念と位置づける消費も活発なようだ。