アメリカ旅行産業協会（TIA）、トラベル・ビジネス・ラウンドテーブル（TBR）などが主体となり、アメリカの旅行業界が団結してハリケーン「カトリーナ」の被災者となった旅行産業従事者に雇用の機会を提供する。現地時間15日にこのジョブバンク・サイトを開設する予定だ。開設時には約1000を超える旅行業界の仕事が掲載される事となっており、エクスペディア社は自社のサイトにおいて、ジョブバンクをプロモーションする。
　ハリケーンで影響を受けたルイジアナ州、ミシシッピ州、アラバマ州を訪れた旅行者の2004年の消費額は約100億ドル（約1兆円超）。これは約13万人超の雇用を創出していた。ニューオーリンズだけでも約8万人を上回る雇用を生み出しており、こうした背景を踏まえ、被災者が旅行業界の仕事で立ち直るきっかけを提供していく。