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成田、夏休み期間の利用旅客数は出入国とも前年比減、反日など影響

  • 2005年9月9日
 成田国際空港(NAA)は7月15日から8月31日まで48日間の利用旅客数を取りまとめた。これによると出国者数は3.7%減の189万6000人、入国者数は4.2%減の184万5000人、合計で3.9%減の374万1000人であった。旅客便の発着回数は前年比0.8%増の2万1064便、一日平均438.8便である。
 出発のピークは7月31日(日)の4万7000人、第2ピークが8月15日(月)の4万6200人、第3ピークは7月30日(土)の4万6100人。概ね、当初の予想通りのピークとなったが、5万人超となる混雑はなかった。また、入国は8月21日(日)の5万1700人をピークに、8月20日(土)の5万600人、8月28日(日)の4万7600人とこちらも分散化する傾向を見せた。なお、NAAでは当初の想定を下回る状況については、反日デモの影響による需要回復の遅れ、羽田/金浦線の増便などの影響によるものと分析している。