スイス・オーストリア、大雨の影響による鉄道等の再開状況

  • 2005年8月25日
 スイス、オーストリアなどアルプス地方における先週末から大雨で死者が出ているほか、交通手段のまひ状態が伝えられている。このうち、ユングフラウ鉄道によると、現地の天候回復を受け、8月25日から一部で通常運行を開始する方向で、復旧作業が急ピッチで進んでいるという。
 このうち、25日から再開するのはユングフラウ鉄道(JB:クライネシャイデック/ユングフラウヨッホ間)、ウェンゲルンアルプ鉄道(WAB:グリンデルワルト/ラウターブルンネン/クライネシャイデック間)、フィルストバーン(FB:グリンデルワルト/フィルスト間)。
 ただし、ベルナーオーバーラント鉄道(BOB)のインターラーケン・オスト/グリンデルワルト・ラウターブルンネン間は復旧まで数週間を要する見込みだ。このうち、インターラーケン・オスト/ラウターブルンネン間は、公共バスの代替え輸送となっている。インターラーケン・オスト/グリンデルワルト間は、道路の復旧作業の終了を待ち、代替輸送を予定。この実施前の期間は代替バスとWAB線を利用、ラウターブルンネン、クライネシャイデック経由でグリンデルワルトへ入ることが可能だ。
 なお、ケーブルカーのハーダーバーン(HB)はインターラーケン/ハーダークルム間で8月24日から通常営業となっている。