エクスペディア、アジア地域での仕入強化、日本にもディレクターを新設

  • 2005年8月4日
 アメリカのオンライン旅行会社「エクスペディア」はアジア太平洋地域におけるビジネス拡大を目指し、香港、日本、シドニーにおいてディレクターを置き、仕入れ面での強化に本腰を入れる。日本ではピーター・リー氏がホテル&デスティネーション・サービスとして就任。リー氏はエクスペディアとの契約ホテル軒数の増加のほか、日本国内の定期観光サービス、エアポートリムジンバスなどの契約に取り組む。
 エクスペディアはいわゆる「ダイナミック・パッケージ」と呼ばれる素材組み合わせ型の旅行商品を提供する中でも、旅行会社とサプライヤー間での複雑な取り決めをオンライン上で実現している会社。特に、素材を組み合わせて単純計算する「ダイナミック・プライシング」、およびサプライヤーとの契約内容を反映する完全な「ダイナミック・パッケージ」共に提供。東京都内のホテルでも既に契約し、平均的な送客数を確保しているホテルも多い。日本では日本語版の進出も噂されているが、本格的にはインバウンドのビジネスから進出することとなった。