ダラーレンタカー、米全土で日本人レンタカー利用者の倍増をねらう

  • 2005年6月29日
 ダラーレンタカーは7月1日からのXMLを採用した新予約システム「ディスカバリー」導入を目前に控え、ダラー日本総代理店アクセス代表取締役社長の秋山守氏は、「早い時期に、ハワイを含むアメリカ全土の日本人レンタカー利用者の倍増を目指す」意向を明らかにした。新システム導入は、旅行会社との協力体制をさらに強くするものとの位置づけ。日本人利用者の多いハワイ、アメリカ西海岸に加え、中西部への誘致も積極的に進める。秋山氏は旅行会社からの新システムの登録状況について、「予想以上に好調」と語り、「これは旅行会社の業務効率を向上できるシステム。予約スピードのアップとウェブで詳細な情報が見られるという便利な同システムを利用し、予約数の増加に結び付けたい」と利便性を強調した。
 ハワイでのレンタカー使用日数はこのところ、平均4日から5日に延びており、マウイ島やハワイ島での利用者も増加している。また、アメリカ本土を含むレンタカーの予約は現在、旅行会社からの予約が30%強、直接予約が約70%の割合だ。直接予約の内訳は、ホームページからが約35%、電話予約が約65%。旅行目的が多様化する中、様々な情報を求める旅行者は増える傾向とみており、旅行会社が新システムを活用し、顧客が必要とする情報をカウンターなどの現場でプリントアウトして提供するといった利便性もあり、旅行会社での利用を高めたい考え。
 秋山氏は、「FITの旅行者の多くは、テーマを持って旅行へと飛び立つ。その旅行目的を達成するには、デスティネーション間をつなぐことができるレンタカーを使用することで新商品の造成、フライ&ドライブ商品など、積極的に協力したい」と意欲を示した。