成田、5月の国際線日本人利用者は2%減の143万7700人

  • 2005年6月28日
 成田国際空港(NAA)によると5月の航空旅客数は前年比1%減の243万9896人、うち国際線利用の日本人は2%減の143万7700人、外国人は1%増の62万1671人であった。5月1日から9日までのゴールデンウィークにおける国際線旅客は出発、到着ともに前年比でそれぞれ4.9%減、0.4%減と弱含みで、合計では2.4%減の61万7800人(速報値)となっていた。5月全体の日本人、外国人の動きも勘案すると、日本人の動きが鈍いようだ。5月の日本人出国者数はJNTO推計値で前年比0.7%増の127万8000人と中国方面の影響が懸念されているだけに、こうした動向が成田でも強く反映された結果となったようだ。
 ただし、発着回数については国際線旅客便は2%増の2万4426回である。方面別の伸び率では太平洋線が3%増の3051回、欧州線が3%増の1537回。その他、中国線は2%増の1913回、東南アジア線は1%増の3642回、韓国線1%増の1181回。減少したのはグアム線の1%減の569回、オセアニア線の5%減の545回であった。