TIA調査、アメリカ各州観光局の予算は10%増、最大の予算はハワイ州

  • 2005年6月23日
 全米旅行産業協会(TIA)はこのほど実施した各州の観光プロモーション予算調査によると、2004/05年は前年の実績比で10.6%増の6億270万ドル(約657億円)となる見込みだ。調査は47州からの報告に基づくもの。デラウエア州、インディアナ州、ニューヨーク州、5つの米国領、ワシントンDCからは回答が寄せられておらず、調査結果には含まれていない。
 調査対象の中で最も予算額が大きいのはハワイ州の6900万ドル(約75億円)。全体的に予算額が増加する傾向で、伸び率の高いのはオレゴン州で前年の399万ドルから934万ドルと134%増となった。これは日本市場をはじめとする世界各国、およびアメリカ国内の旅行需要が堅調に推移していることが想定される。海外での広告、セールス・プロモーション予算は前年比28.8%増の2120万ドル(約23億円)。州別の海外向け予算額の大きい順はフロリダ州の470万ドル、テキサス州の180万ドル、オレゴン州の130万ドルとなっている。
 なお、観光予算の多い州は順にハワイ州の6900万ドル、イリノイ州の4780万ドル、ペンシルバニア州の3300万ドル、テキサス州の3060万ドル、フロリダ州の2860万ドル。