観光活性化フォーラム
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JTBF観光経済レポート、引き続き国内・停滞、海外・好調の見通し

  • 2005年6月22日
 財団法人日本交通公社(JTBF)はこのほど、国内、および海外旅行の今年1月から3月の総括と今後の見通し「JTBF観光経済レポートvol.7」をまとめた。これによると、海外旅行は日本人出国者数が前年比16%増の436万人と大きく増加しており、特に年代別では40代から60代女性の伸び率が30%を超えており、活発な動きが見られるとしている。また、スマトラ沖地震などのマイナス要素があったものの、需要は回復している、と捉えている。また、今後については観光局への調査から4月/6月期、7月/9月期についても出国者数の伸びが継続するという見方が大半を占めているようだ。
 また、国内旅行の宿泊回数は前々回調査の04年7月/9月期から3期連続での減少となる1.2%減となり、平均泊数も1.72泊。観光白書でも今年初めて2泊を割込む1.92泊となった現実を改めて示した。観光地の自治体、観光協会などが捉える観光客数の伸び率は減少傾向が続いているようで、愛・地球博が開催されている東海のほか、九州、沖縄は増加しているものの他の地方は4%以上の減少となっている。
 なお、レポートの詳細はJTBFのホームページで資料名を選択の上、送信先メールアドレスを記入すると無料で資料を送付する。