関空、ビジネスジェット専用のターミナルも視野に、昨年は242回の着陸

  • 2005年6月20日
 関西国際空港にビジネスジェットサービス会社のグローバルウイングスが拠点を置く。これは中国で既にオペレーションを開始しているグローバルウイングスが2006年の事業認可取得を目標として、関空を拠点としたビジネスジェットの就航を開始するもの。関空は2本目の滑走路供用開始を目指しており、空港の容量が増えることが予測されるほか、24時間の国際空港を活用するもの。
 これについて、関空副社長の平野忠邦氏は「今後、1社だけでなく、数社が拠点を置くことになれば、ビジネスジェット専用のターミナルビルを新設することもありえる」とビジネスジェットの利便性の向上を考えることを示唆している。現在、関空会社がグローバルウイングスに協力する事項については旅客の動線を確保することで、主にCIQの簡便な作業を進めることだが、今後の需要、就航状況次第では空港の利用が大きく改善される可能性はある。
 なお、関西空港に着陸したビジネスジェットは昨年242回。このうちアンカレッジからが29回と最も多く、次いで香港の15回、ペトロパブロフスクが8回、シンガポール6回、北京・上海が5回。また最も多い月は10月で27回、次いで3月の26回、8月の25回となっている。