マルタ観光局、05年は2万人を目指す、FIT好調、特に語学留学に注目

  • 2005年6月8日
 マルタ観光局は今年、日本人観光客の訪問者目標を2万人とする。マルタ観光局はこのほど、初めてセミナーを開催し、デスティネーション情報、現況を報告。マルタ観光局局長の遠藤三千雄氏は、「毎年約2000人ずつ伸びている。FITが好調」と語り、順調な成長を強調。このうち、6割から7割が女性と大きなけん引役となっているようだ。
 FITの旅行目的は語学留学が特に注目されるところ。英語に加え、イタリア語やスペイン語の習得ができることがポイントだ。また、コンベンションに対応可能な施設、インフラの整備状況、安定した治安、物価の安さなどを紹介した。MICEでは今年、ナイキ社がインセンティブ旅行を実施し、約2000名が訪れており、日本市場に限ると昨年から今年にかけて50人から550人規模の団体が訪問している。そのほか、マルタ経済を支える第一の産業である観光業に次ぎ、映画誘致も盛ん。多数の映画ロケ地を持つほか、ユネスコ世界遺産にハル・サフリエニ地下墳墓、ヴァレッタ市街、マルタの巨石神殿群が登録されているなど、観光、インセンティブともに豊富な観光素材が揃っていることをアピールした。