フィリピン、2010年に100万人デスティネーションへ

  • 2005年6月8日
 フィリピン政府観光省(DOT)大臣のジョセフ・エース・ドゥラノ氏がこのほど総勢80名のビジネス・ミッション団を率いて来日、現況とDOTが日本で展開するプロモーションについて語った。昨年の日本人訪問者数は18.4%増と国際情勢の不安定な時期を経て、プラス成長を果たした。また、今年の1月から4月も累計で8%増の3万4218人と好調。ただし、ドゥラノ氏は「日本の海外旅行者数に占めるフィリピン訪問者数のシェアが低く、今後は特に日本人アセアン訪問者の中でシェアを高めて行きたい」と語る。目標値として「2010年まで100万人を目指す」として展開するキャンペーンの成果についても意気込みを示す。
 「ココドコ?」キャンペーンは雑誌、テレビCMなどを展開しているが、主なメッセージはマニラのシティリゾートとセブのアイランドリゾートの2つを露出し、新たにフィリピン・イメージを構築し、魅力的なリゾートとして訴求することが狙い。こうした活動を通じ、日本旅行業協会(JATA)が掲げる「2000万人の実現にあたり、新たなデスティネーション、ニーズを求める旅行者、特に30代から50代の女性層に向けて提案したい」と現在をプロモーションの好機と捉える。また、今後のプロモーションについては「若い女性層に向けてテーマを設定していく」などと語った。