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パリ観光会議局、05年は10%増の71万8000人を目指す

  • 2005年6月4日
 パリ市観光会議局の日本委員会がこのほど来日、パリ市観光会議局局長のポール・ロール氏は「2004年の日本人訪問者数は68万3600人。今年は10%増の71万8000人を目指す」とした。パリへの外国人訪問者数のうち、日本はカナダを除く北米、英国、イタリアに次ぎ第4位。パリ市担当助役のジャン・ぺルナール・ブロ氏は、「日本からの観光誘致に強い関心を持っている」とコメント。「新しいスタイルの観光を生み出すため、参加型の観光を提唱していきたい」と語り、パリジャンの生活に触れるアクティビティなどを紹介した。朝市、有名シェフの料理教室、モンマルトルで感じる穏やかな休日、キャバレーショーなど、多彩な「顔」を備えるパリの風情をアピールした。
 また、パリ市は2012年のオリンピック開催地に名乗りを上げており、パリ北西部の45ヘクタールの土地にオリンピック・シティを作る構想だ。この地域では、2万2000人収容の体操競技用スーパードーム、オリンピック用のプールを備えたプール施設の設置などを予定する。エコなオリンピックを目指していることから、今回来日した一行は名古屋で開催中の愛・地球博を訪問。一行は、「持続可能な観光開発の大切さを学んだ。我々のオリンピック構想に役立てたい」と感想を述べた。