ギリシャ、オリンピック施設を活用し外国人訪問者数増加を目指す

  • 2005年5月18日
 ギリシャ共和国経済・財務大臣のジョージ・アロゴスクフィス氏をはじめ、観光副大臣のアナス・タシオス・リアスコス氏、産業連合会会頭のユリシーズ・キリアコプロス氏などがこのほど、愛・地球博の「ギリシャ・デー」(5月20日)に合わせて来日、観光をはじめとする投資、ビジネスに関するセミナーを東京で開催した。リアスコス氏はアテネ・オリンピック後のギリシャ観光について、「アテネ・オリンピックで使用した施設、ギリシャの歴史、文化、ホスピタリティの良さを活かし、インフラのアップグレード、プロモーションを通し、外国人訪問者数を現状の1300万人から2000万人まで増やしたい」と述べ、目標達成のための具体的施策を説明した。
 ギリシャではオリンピック施設の再開発、ギリシャ全体の観光や各地域の魅力の再発見、特徴ある観光資源の再考などが中心。アテネ・オリンピック開催により、大幅に整備された交通機関、宿泊施設などのインフラ確立を基に各種プランに取り組む。例えば、国際的スポーツイベントの誘致、定期的な旅行プロダクトのアップデイト、オフシーズンの旅行商品開発、コングレス、およびエキシビションの誘致だ。コングレス、エキシビションについては適当な施設が無く、テコンドーの施設を再開発してメトロポリタン・コンベンション・センターとする方針で、アリーナ、ミュージアム、ゴルフコース、テーマ・パーク、レジャー施設などを備える施設へと改装する。