マレーシア観光大臣、昨年実績を超える日本人訪問者を期待

  • 2005年5月10日
 マレーシア観光大臣のタド・ドクター・レオ・マイケル・トヤド氏がこのほど来日、観光デリゲーションと共に東京、名古屋、大阪、福岡と各地でマレーシアの旅行デスティネーションとしての魅力を訴求する。昨年の日本人マレーシア訪問者数30万1000人を超える訪問者が今年の目標。津波等の影響から、1月、2月の実績は5万9997人となり前年比で5000人ほど減少しているが、トヤド氏は「マレーシア航空(MH)の予約状況によると輸送人員が増加する傾向にある。こうした傾向から今後については楽観視している」と語る。こうした状況を受け、改めてマレーシアは「経済が安定して上昇する安全性、交通網のインフラ整備が進んでいること、そして対価価値の高い商品を提供できる国である」ことを打ち出す考え。
 プロモーション予算は東アジア全域で約1200万米ドルを投入。国別の市場の特性を把握しながら施策を打つ方針だ。その中でも、MICEについては世界各国からの訪問者8000人から1万3000人程度の大規模インセンティブを受け入れた最近の実例を披露。大型施設の充実ぶり、会議後のポスト・ツアーの催行などハード、ソフト、ノウハウの高さを強調し、積極的に受入れをアピールする。