成田、空港へのアクセス調査、出発旅客の40.8%が鉄道、55.5%がバスや車

  • 2005年4月30日
 成田国際空港(NAA)はこのほど、3月11日に実施した同空港へのアクセス交通実態調査をまとめた。これによると、出発旅客1万6777人のうち、鉄道利用者が40.8%、バスや車など自動車類が55.5%となった。当日の全入港者数は、前回の調査時と比べ4747人増となる8万9527人。この増加は旅客数、従業員数の伸びに連動しているものとNAAは分析する。
 隔年実施のこの調査は、今回で16回目、構成比に大きな変動はない。鉄道類の利用者は、京成電鉄が前回と比較し0.9%増の22%、その内スカイライナーが0.1%増の8.2%、JRが0.4%減の18.8%で成田エクスプレスが0.4%減の14.5%であった。また、自動車類利用者ではバスが前回と比較して0.5%減の40.4%、そのうち空港直行バス利用者が1.3%増の19%、乗用車が0.1%減の14.5%などとなっている。成田への地方空港からの乗り入れが小松空港、広島空港と増えたことで、運航本数が15便から17便に増加。構成比では0.2%に留まるものの、利用者数では16.9%増の堅調な伸びを示した。
 そのほか、日本人旅客と外国人旅客では日本人旅客が鉄道43.5%、自動車類51.9%に対し、外国人旅客は鉄道が30.2%、自動車類が67.1%となった。外国人旅客は特に、ホテルからの直行バスなど利用することが多いという。