アイルランド、05年は約30%増の4万人目指す、プロモーションにも力

  • 2005年4月19日
 アイルランド政府観光庁はこのほど、現地からサプライヤーが来日し、セミナー、およびワークショップを開催した。同庁は2005年のプロモーション・テーマをウォーキング、グルメ、ショッピングとしており、特に消費者から「バスに乗っていることが多かった」という意見が出ていることに対応したい考え。今年のテーマに掲げるウォーキングはこうした意見にもとづき、新たに提案する。例えば、小1時間、あるいは半日、1日のコースではアイルランド訪問者の主力となる熟年層が気軽に参加できるものを紹介。あるいは、ウォーキング・ルート沿いに広がる景観を楽しむこと、休憩しながらアイルランドのギネスビールや新鮮な魚介類などを食べるなど、ウォーキングでアイルランドの風土を満喫する方法をアピールする。
 アイルランド政府観光庁ニュー・アンド・ディベロッピング・マーケッツ・マネージャーのジェラルディン・イーガン氏によると、2004年の日本人訪問者数は前年比41%増の3万人で、「今年は約30%増の4万人を目標とする」と日本市場への期待は熱い。消費者向けのガイドブックが発行されたことも好材料として見ており、「日本語の資料が充実してきている」という。さらに、「ガイドブックや観光庁が昨年末に作成したCD-ROMのセールスマニュアルを利用した商品開発、消費者への情報提供などサービス向上に役立てて欲しい」と旅行会社への協力を求めた。